樹脂メッキ(電気メッキ)上のトップコートについて
プラスチック成型品への電気メッキで、6価クロームメッキ以外の合金メッキは、メッキ後そのまま放置しておきますと、時間と共に酸化が始まり指紋等が付着した場合その痕が残り変色等が起き、メッキ本来の高輝性が失せ、メッキ面が粗面化してきます。
そのような状態を防ぐ為に、メッキ後出来るだけ早く2液性のハードクリヤーをオーバーコートして低温焼付しますと、空気の遮断で湿気、大気中のガス等を受けても酸化する事なく、長期間高輝性が保たれその他の劣化防止にも効果があります。
樹脂メッキ(電気メッキ)上のカラーイングについて
樹脂メッキには、クロームメッキ、ニッケルメッキ、錫・コバルト合金メッキ、パラジュウムニッケル合金メッキ等のそれぞれのメッキ液がありますが、メーカーの希望する全ての色調を出す事は難しく、その希望色に合わせる為ハードクリヤーの中に適量の対候性に優れた染料液を調合し、希望色を出してカラーイングコートします。
当然メッキ面の保護膜、酸化を防ぐ事も出来ます。